つくる家

セルフビルドで平屋の家を建築中。その記録です。

電気設備工事(照明位置変更)

実際に住んでみて、変えていった事はいくつかあるのですが、特に電気関係は変えて良かったと実感します。

 

住み始めて1年半、居間の照明位置がずっとしっくり来ていなかったので変更しました。照明位置、設計段階で一応生活スタイルを意識して検討していますが、基本的に部屋の中央に付けています。居間はペンダントライトにして中央に取り付けました。炬燵の生活スタイルなので、居間の炬燵で食事を含め多くの時間を過ごすのですが、炬燵が部屋の中央だと具合が悪くて中央から少しずれた場所に設置しています。そうすると照明が真上に来ないんですね。そうすると文字を読んだり書いたりするときに影が出来てずっと気になってたんです。

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照明位置を炬燵の真上に来るように変える事にしました。最初は単純に配線をずらして引掛シーリングごと付け替えようと思っていたんですが、調べるとコードハンガーという商品がありました。「テーブルなどの移動に合わせて器具の位置を替えたいときに使用するもの」で、まさしく求めていた商品です。各社から200円程度で販売されています。

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めっちゃ簡単。長尺のコードもスッキリしました。照明が真上になった事で、文字の読み書きがしやすくなりましたし、料理もよりおいしそうに見えるようになりました。照明大事。

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2020/6/5

玄関戸

玄関戸は引き戸で作りたいと考えていたんですが難しそうなので、とりあえず開き戸で仮の玄関戸を作ったのが2017年の夏です。

selfnoie.hatenablog.com

玄関の庇が完成したので、いよいよ玄関戸の本番に取り掛かります。開き戸から引き戸へ作り直します。

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玄関戸の窓は食器棚のガラスを流用しようと考えていました。厳重にタッカー留めされたガラス留め材を外してガラスを取り外します。

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玄関戸の木材は専用に購入しました。種類としては屋内壁板と同じ135ミリ幅12ミリ厚の本実杉材なんですが屋外ということで赤身です。4メートル6枚セットで6480円でした。赤身ということで4割増です。

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ガラスをはめ込めるように加工します。

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135ミリ幅の杉板を6枚合わせます。

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玄関戸用に購入した金物です。吊戸用のレール、引き戸の戸車用レール、そして板の反り防止用のコの字型の補強材です。

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試しで補強材をビスで留めてみます。補強材が歪んでダメですね。

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向きを変えて試します。やっぱりダメ。

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結局、接着剤で留めました。この補強材は、光モールのパネルフレームの補強材で12ミリ厚の木板の補強にピッタリなので使ってみました。

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木材保護剤のウッドロングエコを塗ります。

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吊戸用に吊戸車36、フラッター戸車V33です。確かどちらも八幡ねじの製品です。

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フラッター戸車を取り付けられるように加工します。

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裏の骨組みを配置してみました。骨組みは90ミリ幅x15ミリ厚の杉材です。

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フラッター戸車、取り付けるとこんな感じです。

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内側は、屋内壁板と同じ135ミリ幅x12ミリ厚の本実杉板白身を張っていきます。

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張り終えました。結構、重い...。

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吊戸車用のレールを下地に取り付けます。川口技研網戸下レールを使いました。

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取り付けはビスは無理だったので、小っちゃい釘を使いました。一応、屋外なのでステンレス釘です。

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吊戸車用のレールを取り付けていきます。見栄えで見える部分をブラック塗装しました。

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吊戸レールに合わせて取り付けます。

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取り付けるとこんな感じ。

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引き戸をどかして

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戸車レールを取り付けます。

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ポーチのコンクリに取り付けます。綺麗に掃除しました。

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接着材で固定します。

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重しを載せて暫くおきます。

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接着固定できました。

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開き戸を取り外します。

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取り外すとこんな感じ。

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枠を作って吊戸レールを取り付けます。引き戸を引っかけたら、カバーを施工します。

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最初は気持ち吊気味にしました。

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数か月経つと板が真っすぐに伸びて良い感じになりました。コの字補強材を両端に付けたんですが、それでも板は少し反ります。ずっと吊ってるとだんだん真っすぐに伸びてくるみたいです。

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取っ手と鍵の加工のテスト。

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大体、感じ掴めました。

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本番加工。

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一度テストで作ってると安心感あります。

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問題なく、取っ手と鍵を取り付けることができました。

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屋外側の取っ手も付けます。屋外は30ミリ角の木材の角を丸くして取り付けます。

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玄関戸の製作から1年、問題ないというか、よりスムーズに開閉できるようになりました。吊戸にしているおかげで板が伸びてより真っすぐになっているのだと思います。板が伸びたせいで、吊と地面接地とのバランスが丁度良い感じになっています。

 

製作時に写真を撮り忘れたんですが、玄関戸を閉めた時、戸が枠に固定されるように上下を相じゃくり加工しています。戸側上。

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枠側上。

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戸側下。

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枠側下。

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2020/4/11-2020/9/22

駐車場屋根補強

駐車場を作って約1年、ずっと屋根の強度が心配でした。4メートルの垂木を壁と柱に渡しているのですが垂木が45x36ミリとやや細いうえに910ミリピッチと間隔を広めにしてしまったんです。屋根材が軽いポリカの波板なのでいいかなと思ったんですが、カーポートの屋根は吹き曝しなので風を受けるんですよね。

家づくりも一段落して45x36ミリ材の余りに目途がついたので、垂木を追加して間隔を455ミリピッチにします。

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壁の垂木受けはシンプソン金具のH1を使用しています。

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455ミリピッチになるようにシンプソン金具を取り付けます。

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軒桁の上から横桟の下を通して壁の垂木受けに載せて金具で留めます。

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455ミリピッチになりました。

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455ミリピッチだと安心感があります。

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それと、寸足らずだったポリカ波板、延長して覆いました。

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寸足らずだった時は垂木の先端や軒桁が雨に当たっていたので少し変色してきてたんですよね。それと駐めてる車に雨が当たって濡れる事が多かったってたんですが、延長して全く濡れなくなりました。延長した長さは30センチも無いのですが全然違います。

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2020/5/11~2020/5/15

衣類棚

食器棚の次は衣類棚を作ります。衣類箪笥も仮住まいの時の湿気でカビ臭が付いて取れなくなってしまいました。背板とか引出の底板とかベニア部分だけ臭いが付くんですよね。ほんと、ベニアだめ。

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衣類棚も家づくりの余材で作ります。杉45x36ミリの角材で帆立を作ります。

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天板、底板、棚板は杉135x12ミリ本実を繋いで作ります。壁材の余りです。

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帆立と天板、底板を組みます。

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作業用のスライドトレーを作ります。食器棚は安価な和気産業 底付けローラーレールを使用しましたが、スライドトレーはしっかりした作りの和気産業 スライドレール 36ミリ細幅 3段引き 400ミリ 2本入(ペア)1581円を使用しました。

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棚板を固定していきます。

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背板を付けていきます。背板は90x12の杉荒材を使いました。これでかなりしっかりします。

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背板は棚をしっかりさせるのと棚の裏からの落下防止の為につけています。とにかく通気性重視です。

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衣類箪笥を撤去して

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製作した衣類棚を設置します。

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この棚は、無印良品のユニットシェルフと同じサイズで設計しています。なので、無印良品のステンレスワイヤーバスケットや、やわらかポリエチレンケースなどがビッタリサイズで収まります。

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中間の高さに付けたスライドトレーを引き出してみます。

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すべて引き出すと400ミリの作業台になります。

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上部3段の棚は、バスケット類を一旦スライドトレー作業台に載せて衣類を収納しています。これ便利!

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不要になった食器棚、衣類箪笥は自治体の粗大ごみで引き取ってもらいました。引取料金は2170円でした。

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2020/3/11~2020/3/18

食器棚

長年使用していた食器棚、仮住まいをしていた時に湿気で少しカビ臭がするようになっていました。

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特に背板のベニアが臭ったので、引っ越しの時に背板を取って使ってたんです。引っ越しして1年半、家回りが一区切りついたので家具を作っていきます。

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サイズは既存家具よりちょい大きめで、持ってる食器のサイズを考慮して設計しました。

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この食器棚も家づくりの材料の余りで制作しています。135x30ミリ杉板材、135x15/12実加工杉板、45x36ミリ杉角材、43x15ミリ杉板材、そして90x12ミリ杉荒板材。

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最下段には簡易的な引き出しをつけました。レールは安価な和気産業 底付けローラーレール 400mm 2本入(ペア)549円を2つ使用しました。

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 棚板は135x15ミリ本実加工の杉板です。床材の余りですね。

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引き出しの前板は135x12ミリ本実加工の杉板です。屋内壁板の余りですね。側板は90x12ミリ杉荒材をサンダー掛けして使っています。

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設置してみました。

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裏側はちょっと加工していてコップ類をおける棚にしています。

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食器を入れてみます。

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コップ類です。実際には、コップ類はシートを敷いて伏せて収納しています。

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埃除けをどうするか悩みながら使ってたんですが結局無しで使っています。通気性と使い勝手を重視したんですが、結果、そんなに埃が気になることはありませんでした。

この食器棚を作った時に食器の断捨離をして、すべての食器をまんべんなく使っています。それと無垢材の家はあまり埃は溜まりません。埃が溜まりにくい話は知っていたんですが、住んでみて実感しています。

 

 2020/2/28~2020/4/4

玄関庇

玄関庇、一応作るつもりで玄関ポーチは設計したんですが、本当に必要かどうか、暮らしながら考えてました。暮らし始めて1年、やっぱり欲しくなって作ることにしました。やっぱり雨の日の出入りが不便なのと、玄関戸に予想以上に雨が当たってしまうのが理由です。

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束石を置いてみてイメージします。束石は羽子付束石150で、一番小さくて軽い束石を選びました。

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位置決めしたら、束石のサイズに養生します。

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束石の接着はインスタントセメントを使います。今思えばコンクリ用の接着剤でも良かったかなぁと思うのですが施工から1年以上経った今、特に問題はありません。

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ポーチと束石を濡らします。

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練ったインスタントセメントを盛っていきます。

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束石を載せて圧着します。

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もう片方も同じように施工します。

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2時間ほど経ってから養生テープをそーっと剥がします。

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テープを剥がした部分のセメントを指で均します。

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セメントが固まるまで放置します。

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束石工事から約1ケ月後、工事再開です。まずは垂木受を壁に打ち付けて、仮で柱を立てて垂木を渡して勾配を見ます。何度か調整して勾配を決定したんですが、やっぱり図面上の設計どおりにはなりませんでした。見た目、屋根勾配とのバランス、何より施工可能かどうかが重要でした。実際、庇屋根施工時、インパクトドライバーがギリギリ入るスペースで、施工も大変でした。

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改めて図面設計して材を加工、木材保護剤のウッドロングエコを塗っていきます。

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すべて杉材で柱は90ミリ角材、桁と筋交は90x45ミリ材、垂木は45x36ミリ材です。筋交以外はすべて金物接着なので簡単でした。組上げにかかった時間は2時間ほど。

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野地板を張りました。良い感じです。

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屋根材はオンデュリンのイージーラインという製品にするのですが施工要領には野地板不要なんです。でも庇の下からの見栄えが悪くて。やっぱり野地板合った方がいいですね。

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オンデュリンはフランス生まれの屋根材でホームセンターで手に入り、扱いやすいことからDIYの屋根材としてよく使われています。私もホームセンターで購入し、軽の自家用車で持ち帰りました。

オンデュリン オフィシャルホームページ

 

屋根材、加工が無くて済むように設計したんですが、1枚だけカットが必要になってしまいました。一応、のこぎりでカットできました。

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野地板の上にビスを打ち付ける位置へ横桟を渡して、その上に屋根材を固定していきます。

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屋根材のオーデュリンのイージーライン、カラーがレッドとグリーンがあって、どうしようか悩んでグリーンにしたんですけど正解だった。

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やっぱり玄関庇があった方が断然いいです。そうそう、雨対策以外にもメリットがあって、夏季に土間がかなり涼しくなりました。

 

2019/12/5~~2020/1/22

間仕切(簡易壁編)

土間と縁側の間仕切をどうするか?完全に仕切るか?間仕切カーテンやドアのように行き来できるようにするか?1年住んでみて決めました。簡易壁で仕切ります。理由は冬寒いからです。玄関戸がDIYなので、どうしてもすきま風が入ります。なので、土間/縁側の間仕切は簡易壁で仕切り、居間と土間は、サッシを入れることにしました。これで住居部は気密化されます。

 

変更出来るよう床を傷付けずに簡易壁を施工していきます。

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両側の壁に壁の下地となる角材を打ち付けて下から数枚、壁板(本実加工の杉材)を張り付けます。角材を梁と壁板へ固定して簡易的な間柱にします。

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後は、下地と簡易間柱に壁板を張っていきます。

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上部まで壁板を張り終えて完成です。

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この後、居間と土間の間仕切をサッシに変えて2年目の冬を迎えました。もう、全然違います。すごく暖かい。サッシ最高。

selfnoie.hatenablog.com

 

2019/7/5