玄関戸
玄関戸は引き戸で作りたいと考えていたんですが難しそうなので、とりあえず開き戸で仮の玄関戸を作ったのが2017年の夏です。
玄関の庇が完成したので、いよいよ玄関戸の本番に取り掛かります。開き戸から引き戸へ作り直します。
玄関戸の窓は食器棚のガラスを流用しようと考えていました。厳重にタッカー留めされたガラス留め材を外してガラスを取り外します。
玄関戸の木材は専用に購入しました。種類としては屋内壁板と同じ135ミリ幅12ミリ厚の本実杉材なんですが屋外ということで赤身です。4メートル6枚セットで6480円でした。赤身ということで4割増です。
ガラスをはめ込めるように加工します。
135ミリ幅の杉板を6枚合わせます。
玄関戸用に購入した金物です。吊戸用のレール、引き戸の戸車用レール、そして板の反り防止用のコの字型の補強材です。
試しで補強材をビスで留めてみます。補強材が歪んでダメですね。
向きを変えて試します。やっぱりダメ。
結局、接着剤で留めました。この補強材は、光モールのパネルフレームの補強材で12ミリ厚の木板の補強にピッタリなので使ってみました。
木材保護剤のウッドロングエコを塗ります。
吊戸用に吊戸車36、フラッター戸車V33です。確かどちらも八幡ねじの製品です。
フラッター戸車を取り付けられるように加工します。
裏の骨組みを配置してみました。骨組みは90ミリ幅x15ミリ厚の杉材です。
フラッター戸車、取り付けるとこんな感じです。
内側は、屋内壁板と同じ135ミリ幅x12ミリ厚の本実杉板白身を張っていきます。
張り終えました。結構、重い...。
吊戸車用のレールを下地に取り付けます。川口技研網戸下レールを使いました。
取り付けはビスは無理だったので、小っちゃい釘を使いました。一応、屋外なのでステンレス釘です。
吊戸車用のレールを取り付けていきます。見栄えで見える部分をブラック塗装しました。
吊戸レールに合わせて取り付けます。
取り付けるとこんな感じ。
引き戸をどかして
戸車レールを取り付けます。
ポーチのコンクリに取り付けます。綺麗に掃除しました。
接着材で固定します。
重しを載せて暫くおきます。
接着固定できました。
開き戸を取り外します。
取り外すとこんな感じ。
枠を作って吊戸レールを取り付けます。引き戸を引っかけたら、カバーを施工します。
最初は気持ち吊気味にしました。
数か月経つと板が真っすぐに伸びて良い感じになりました。コの字補強材を両端に付けたんですが、それでも板は少し反ります。ずっと吊ってるとだんだん真っすぐに伸びてくるみたいです。
取っ手と鍵の加工のテスト。
大体、感じ掴めました。
本番加工。
一度テストで作ってると安心感あります。
問題なく、取っ手と鍵を取り付けることができました。
屋外側の取っ手も付けます。屋外は30ミリ角の木材の角を丸くして取り付けます。
玄関戸の製作から1年、問題ないというか、よりスムーズに開閉できるようになりました。吊戸にしているおかげで板が伸びてより真っすぐになっているのだと思います。板が伸びたせいで、吊と地面接地とのバランスが丁度良い感じになっています。
製作時に写真を撮り忘れたんですが、玄関戸を閉めた時、戸が枠に固定されるように上下を相じゃくり加工しています。戸側上。
枠側上。
戸側下。
枠側下。
2020/4/11-2020/9/22