玄関庇
玄関庇、一応作るつもりで玄関ポーチは設計したんですが、本当に必要かどうか、暮らしながら考えてました。暮らし始めて1年、やっぱり欲しくなって作ることにしました。やっぱり雨の日の出入りが不便なのと、玄関戸に予想以上に雨が当たってしまうのが理由です。
束石を置いてみてイメージします。束石は羽子付束石150で、一番小さくて軽い束石を選びました。
位置決めしたら、束石のサイズに養生します。
束石の接着はインスタントセメントを使います。今思えばコンクリ用の接着剤でも良かったかなぁと思うのですが施工から1年以上経った今、特に問題はありません。
ポーチと束石を濡らします。
練ったインスタントセメントを盛っていきます。
束石を載せて圧着します。
もう片方も同じように施工します。
2時間ほど経ってから養生テープをそーっと剥がします。
テープを剥がした部分のセメントを指で均します。
セメントが固まるまで放置します。
束石工事から約1ケ月後、工事再開です。まずは垂木受を壁に打ち付けて、仮で柱を立てて垂木を渡して勾配を見ます。何度か調整して勾配を決定したんですが、やっぱり図面上の設計どおりにはなりませんでした。見た目、屋根勾配とのバランス、何より施工可能かどうかが重要でした。実際、庇屋根施工時、インパクトドライバーがギリギリ入るスペースで、施工も大変でした。
改めて図面設計して材を加工、木材保護剤のウッドロングエコを塗っていきます。
すべて杉材で柱は90ミリ角材、桁と筋交は90x45ミリ材、垂木は45x36ミリ材です。筋交以外はすべて金物接着なので簡単でした。組上げにかかった時間は2時間ほど。
野地板を張りました。良い感じです。
屋根材はオンデュリンのイージーラインという製品にするのですが施工要領には野地板不要なんです。でも庇の下からの見栄えが悪くて。やっぱり野地板合った方がいいですね。
オンデュリンはフランス生まれの屋根材でホームセンターで手に入り、扱いやすいことからDIYの屋根材としてよく使われています。私もホームセンターで購入し、軽の自家用車で持ち帰りました。
屋根材、加工が無くて済むように設計したんですが、1枚だけカットが必要になってしまいました。一応、のこぎりでカットできました。
野地板の上にビスを打ち付ける位置へ横桟を渡して、その上に屋根材を固定していきます。
屋根材のオーデュリンのイージーライン、カラーがレッドとグリーンがあって、どうしようか悩んでグリーンにしたんですけど正解だった。
やっぱり玄関庇があった方が断然いいです。そうそう、雨対策以外にもメリットがあって、夏季に土間がかなり涼しくなりました。
2019/12/5~~2020/1/22