つくる家

セルフビルドで平屋の家を建築中。その記録です。

平面図

住まい関連の書籍を読み漁り、住まいの要望書を作り、CADの使い方がなんとなく解ったら、いよいよ基本設計図の作成です。まずは平面図です。『大げさに言えば平面図があれば家は建ちます』って建設会社さんが言っていました。それ位、重要な設計図なんだと思います。一般的には建主にとって間取りが一番重要で後は屋根なり壁なり設備なりはカタログからチョイスする感じで進んでいくのだと思います。

平面図、たくさん作りました。改定による改定で実に34版までいきました。下図は建設会社さんとの5回目の打ち合わせで初提示の平面図です。バージョン1.0の図面ですが実際には家族内での改定で既に7版めです。


34版も作った平面図ですが、家のサイズは建築会社さんと最初に提示したバージョン1.0から変わっていません。10,010ミリx7,280ミリです。尺貫法でいうと33尺x24尺。強度で考えれば正方形が望ましいのですが住みづらいですから一般的に長方形になりますよね。黄金比率と言われる1:1.618よりは正方形に近い設計で実際建った家を観てもバランスが良いなぁと我ながら思います。セルフビルドなのでとにかくシンプル単純な設計を心掛けました。

バージョン1.0の平面図を見返してみるとこの時点でここまで作ってたのかと我ながらちょっと驚きです。この時点で柱サイズは120ミリ角で決めてたみたいです。たぶん、建設会社さんの標準仕様に合わせたんだと思います。サッシ、建具、システムキッチン、システムバス、トイレ、洗面台、そして洗濯機の防水パンまで設計図にあります。解らないなりに間柱や筋交いも設計していたみたいです。笑っちゃうくらい筋交い入れてる!

 

バージョン1.0の提示時の打ち合わせでは以下のような話をしました。

◆柱・筋交について

平面図を作っていて柱や筋交の位置、筋交の向きの考え方が良く解らないと相談しました。これについては、別記事で書きます。

◆間取りについて

間取りについてはキッチンと寝室からトイレへの動線が悪いとのアドバイス。このアドバイスで結果的に回遊動線の間取りになりました。部屋を仕切る壁は殆ど作らず出入口はカーテンで仕切ったワンフロアのような形になりました。壁は後からでも作れるので住みながら考えようとなったのですが結局壁も戸も必要を感じず作ってません。この回遊動線は本当に生活しやすくてオススメです。デメリットとしては壁が少ないので家具や荷物を置くスペースが減るのですが壁という壁いっぱいに収納棚を作ったので全然問題ありません。というか小屋裏が大収納というのが大きい。

◆窓について

見返すとバージョン1.0でも窓のサイズや窓のタイプの情報まで入れてる。ざっくり調べたんですね。窓の考え方、窓の種類、メリットとデメリット、特注の相場、最近の主流なんかを話しました。この辺は得意分野という感じでいろいろ教えてもらいました。

◆矩形図の位置について

横から見た図面(矩形図)はどのように作るんだろう?聞くと通常はX方面Y方面で1枚づつ、段差があれば複数枚必要、まずは立面図を作ってイメージが出来てから矩形図に入ると良いとの事でした。

 

2015/8/3~2018/6/8