床の施工(荒床張り)
床断熱材の施工の次は床下地施工です。仕上がり前の床でいわゆるフローリングの下地材として合板を張る作業が一般的ですね。可能な限り無垢材を使うコンセプトなので、ここは拘って合板ではなく昔ながらの杉の荒床材で施工します。
荒床材は15ミリ厚150ミリ幅のものを使います。一般的には合板は12ミリなので少し厚めですね。これは合板の方が強度があるという理由のようです。ちなみに価格で言うと荒床は合板に比べて1.4倍くらいします。施工も大変なので合板が主流になる訳です。
根太の上に荒床を置いて足場を作って施工していきます。
ビスは何種類か試したんですが軸細の30ミリにしました。
荒床は出来る限り隙間を開けずにピッタリつけて打ち付けていきます。というのも、荒床はあまり乾燥されていない材も多くてすっごく重いんです。ビスを打つと水が染み出てくるくらい。
あまり意味は無かったかも知れませんが、少しでも乾かそうと窓際に置いていました。実際、仕上材施工時にはピッタリ張ったはずの荒床に結構隙間が出来てました。
作業自体は簡単なんですが
柱の部分を欠いたりするするのに時間かかりました。
特殊な加工が必要なのは、既製品との取り合いです、特に掃き出し窓の取り合いは大変でした。
サッシの下の隙間に床仕上材と床下地材を入れ込むのですが
縦に数ミリ欠く必要がありました。
電気カンナを使います。
3ミリ程度薄く欠きました。
そのままだとネジ部分が干渉するので、彫刻刀で掘ります。
さらに柱部分も欠きます。
良い具合にはまりました。
床下地が出来たのでコンポを設置しました。今までポータブルラジオだけだったので気持ちよく作業が出来そうです。
荒床が張られると下履きで上がる事に抵抗が出てきたので上履きを購入しました。
ぐっと部屋感が出てきました!
2017/7/31~2017/11/3